てぃーだブログ › 「さく菜や」おいし☆たのし☆ヘルシー › 名前のない料理店@京都 清明の候

2016年05月04日

名前のない料理店@京都 清明の候

少し前になりますが、桜咲く春の日に約1年半ぶりに沖縄より小島シェフと福岡よりJ子さんに来ていただき、京都で春の『名前のない料理店』が開催されました花

名前のない料理店@京都 清明の候



この時期は十二節気の『清明』 「すべてのものが清らかで生き生きするころのこと。若葉が萌え、花が咲き、鳥が舞い歌う、輝きに満ちた季節」にあたり、沖縄と京都の生命力あふれる旬の素材を使ったお料理を揃えていただきました。

場所は前回同様リバーロードタカノ内の『Share Kitchen』
関西各地から、そして早々に手を挙げてくれたTご夫妻も仙台からの参加です。
名前のない料理店@京都 清明の候



私たちがこの日頂いたお料理はこちら。。。
少々長くなりますがよろしければ読んでくださいね。

アミューズ
沖縄石垣鯛と赤大根
名前のない料理店@京都 清明の候


一目で恋に落ちてしまいそうな、春爛漫の一皿目。
魚に添えてあるピンク色のものは、なんと赤大根の甘酸っぱいシャーベットびっくり!
テーブルに置かれたとたん、女性も男性も乙女になっちゃったハート
18日間熟成され旨みのつまった石鯛にアクセントを添えてくれます。

温かい前菜
沖縄 津堅島人参 ヴルーテ マガキ貝
名前のない料理店@京都 清明の候


ポテッとした人参のペーストとマガキ貝(ティラジャー)のスープ。野菜の甘さと魚介の甘さで
優しい優しい優しい味ハートでも、そこにティラジャーのコリっとした食感とモーイのシャキシャキ感があって、おもしろいのです♪赤

前菜
大原 季節の野菜 コンポジション
名前のない料理店@京都 清明の候


この一皿は春が詰まってます。里山を散策している気分にさせてもらいましたよつば
コゴミ、ツクシ、ワラビ、菜の花、行者ニンニク、ノビルなどの山菜と黒大根と合わせてある沖縄の沖ザワラのカラスミが菜の花畑みたいで可愛くてたまりません。しかも食べるといろんな香りが鼻から抜けていくのが愉しくて愉しくて。。。♪赤

■温かい前菜
長岡京 筍 デクリネゾン
名前のない料理店@京都 清明の候


デクリネゾンとは1種類の食材を様々な調理を施して、異なる味や食感を楽しむことだそうです。
手前は筍と桜のメランジェ(サラダ)ヒージャーの自家製チーズ
竹の器(右) 筍のピューレとイノシシのブレゼ
竹の器(左) ビワマスのスープと筍のソテー


これは当日の朝、シェフ自ら掘った筍です。前日と当日に掘り方を教えていただき・・・
名前のない料理店@京都 清明の候

慎重に慎重に・・・
名前のない料理店@京都 清明の候



J子さんも慎重に慎重に・・・
名前のない料理店@京都 清明の候

途中で折れることもなく、とてもお上手OK
名前のない料理店@京都 清明の候


名前のない料理店@京都 清明の候



すぐに茹でてあく抜きしましたが、2本だけはあく抜きをせず丸焼きに。
名前のない料理店@京都 清明の候



筍料理は筍が生える前から楽しみにしていたので(笑)、3つも味の違うお料理が頂けて感動しっぱなしでしたピカピカ

■魚料理
琵琶鱒 ミキュイ
名前のない料理店@京都 清明の候



このビワマスの一部は頑張るオジサンとオクサマが琵琶湖で釣り上げたものも!
低温の油でゆっくり火入れを施してあり、想像を超える甘さと柔らかさが印象的。
ビワマスの上に乗せられた大原の原木シイタケのペーストと鞍馬山椒のペーストが
たまらなくおいしい。もうここまできたら、どう表現していいのかわからないけど、
とにかく食べ終わりたくない1品でしたサクラ

■肉料理
沖縄 放牧島豚 ロティ
名前のない料理店@京都 清明の候


甘い脂がほどよく残った島豚とビーツのソース、少し土の香りが感じられ、春の野山がイメージできます。頑張るオジサンの提供された滋賀のヒトミワイナリーの個性の強いこの赤ワインはお料理の香りや味わいと共通点多く、相性完璧!

■デザート
ニガナと焦がし黒糖のグラス クレメダンジュと島米
名前のない料理店@京都 清明の候


おいしい♪おいしい♪おいしい♪
これはとっても好きな味!
ニガナってもちろん苦いんですが、こんなに爽やかで甘さを軽やかにしてくれるとは・・・大きな発見でした。これで終わってしまうのが寂しくて、ゆっくりゆっくり味わいました。



小島シェフのお料理は『今この瞬間にしか味わえない料理』です。
いつでもどこでもお店に行けば、食べたいものがすぐに食べられる時代ですが、数か月前から色々と想像しながら待ち遠しく感じる時間が、とても新鮮で貴重だなぁと思います。そして、この食事を共有した仲間と食べ終わってからまた数か月、思い返して話が弾みます。1回の食事でこんなにも長い期間愉しめるお料理って。。。

そしてなにより『名前のない料理店』を通して、もう会えないかと思っていた知人や友人と再会できるようになったり、初めての人同士の交流が始まったりと嬉しい出会いが広がり感謝しています。



京都開催は2度目でしたが、ありがたいことに2度とも小島シェフとJ子さんの揃い踏みで、お二人の絶妙な掛け合いと信頼関係から生まれる雰囲気がとても心地よく、参加者は心つかまれていますグーホンマにありがとうございますピカピカ

今度はいつどこで集合できるかなぁ。
春の会の美味しく楽しい思い出をもうしばらく語り尽したころ、また考えましょうピース


長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございましたひよこ










Posted by さく菜や at 23:39│Comments(2)
この記事へのコメント
前回も、もうこれ以上うまいもんができるのだろうか?
な~んて思っていましたが

なんのことはない
今回も予想以上で
筆舌に尽くし難い絶品でした!!
Posted by がんばるオジサン! at 2016年05月05日 14:54
>がんばるオジサン!さん

今回も心動かされるお料理でしたね!
食事の前に材料も知っているし、お料理をされる様子も見てるのに
お皿が目の前に来て、お料理を見て、食べて・・・
毎度毎度漫画のように驚いている私です(笑)

たぶん、別の機会に同じお料理を食べても、その時の素材に
合わせた調理をされるので、きっと違う感じ方をするんでしょうね♪
Posted by さく菜や at 2016年05月05日 22:27
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。